SSブログ

五感に訴える [エッセイ]

DSC09991s.jpg

 長い間営業の世界にいた。ルートであったので比較的アプローチは楽だった。
特約店に扱い商品を販売してもらうにはどうしたら良いかを日々考えていた。
一番重要なことは販売するメリットが何か?である。もちろん営業だから自分の
売込みが先なことは言うまでもない。

 生活者がその商品を買いに来てくれることが一番だ。手間がかからない。
指名買いだ。関連商品の同時購入がベストだ。購入者にとっても手が掛からない。
普通、販売は商品説明をして購入に結びつける。AIDOMは基本。商品を使うことで
生活が快適になる、幅が出るなど想像してもらうことが重要。説明提案した内容と
生活者の世界が合致すると、後は懐具合との相談になる。
利益が少ないモノは売ってくれない。

 時代は常に変る。生活者の想いも変化する。生き残る者は強いだけでなく、
変化に対応できる者だけだ。どこの世界でも同じ。売れると思った商品は
得てして売れない。見込み違いではなく、販促の何かに手抜かりがあるのだ。
期待を超えた何かが必要なのだ。驚きと感動を与えることが出来れば支持を得る。

 消費者動向は調べることだ。資料データから傾向を読み込み導き出す。
直接リサーチするのが手っ取り早い。重要なことは仮説を立てることだ。
販売促進とは具体的アプローチのもと、その結果に修正を加えることだ。
PDCAをぐるぐる回すことが必要。

 生活者の期待を超える。重要なことは販売する側の論理を脇におくこと。
驚きとは五感、味覚・嗅覚・聴覚・視覚・触覚を一つ以上満たすことだ。
本能の感触を満足することで感動に繋がる。具体的な手法を作り上げるには
第六感を働かすことだ。鋭敏な感覚で気づき力を磨くことだ。

 つい営業が懐かしく記した



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

俳句のある生活俳句のある生活 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。