不可能を可能にする [エッセイ]
昔読んだ本に小泉信三の本がある。「スポーツと私」という随筆である
この中の「人生と練習」にこの言葉があった
『練習ハ不可能ヲ可能ニス』である
肉体的能力のことのみではなく、われわれの精神的能力もまた 当然練習によって高められるということである
練習は楽ではなく、努力と辛抱を必要とし、果敢に目標に向かって
少しずつ慣してゆくことで可能性を高めてゆくことだ と
現在この本を販売しているかは解らない
表紙のカバーは無く随分汚れている
奥付を見ると昭和46年11月15日発行とある
出版元:文藝春秋社、定価:600円
また、記憶が曖昧だが当時は「海軍主計大尉小泉信吉」が話題になっていた
長年営業の仕事に携ってきたが、座右の銘にしていた
何か心奮い立つものがある
努力を重ねるタイプではないが、この言葉を口にだすと
自分でも少しずつ慣していけばと出来そうな気がしていた
今も同様に思っている
酔うと時々この言葉を吐き、知ったかぶりをする
感心したり驚いたりする人もいる
よくご存じですねと色色問うてくる人もいる
身の上で言えば、難しいことも多々あった
仕事の、人間関係で厭になる、最たるものか? ことがあった
そんな時この言葉は他人との付合いでも有効打を放った
少しづつスピードボールに目を慣らして行けば良いと
何か真面目な話になったが、この言葉を思い浮かべ自分のアドレナリンを上げた
下手の横好きだが、成ったものもあり、成らないものもある
成らなかったものの方が多いことは言うまでもない
いまだに英語で苦労をしている。英文を声にだして読まなければ!!
なせば成る と繰り返しつ 春がゆく
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