俳句について [エッセイ]
俳句を作り出して何ヶ月か経った。上手い俳句を作りたいと思っている。
生意気な言い方だがそれなりの人を呻らすことを願っている。
作句するには17文字の中に季語を組み合わせて自分の想いを込めれば良いと考えている。
だが何事も思うようにはいかないのが世の常だとも思っている。
「俳句の作り方」のような入門書の類は読まないようにしている。
多分自分の性格からして形に押し込めてしまうのではないかと。
俳句に関す書物については何冊か脇に積んでいる。本を読んでいる中に
だんだん気楽さが無くなってきてしまった。当然ながらの帰納だ。
季語とは日本に古くから続いてきた凝縮された季節感である。
切れとは何か?切れを効かせてリズムを生み出すこと。
17文字の中に驚きや感動を表現すること。できるだけ5・7・5に即すること。
説明的な内容にならずに、読む人の想像力を刺激すること。
想像に任せすぎて訳の分からない句をつくらないこと。
プラス己の情熱・心をこめることなどなど。
人口に膾炙される句は確かに幾つかの条件が整っている。
俳句は深く大きいと初学者如きが口に出せる言葉ではないが
広大な世界が広がっていることは確かのようだ。
まあ、ここで大いに居直って一歩一歩前進するしかないな、と。
俳人と言われる多くの人たちはほとんど
十代から作句をしているし何十年のキャリアなのだ。
手習いなどの気持ちでは上達しないぞ!
と言い聞かせて前進させようと思っている。
決心していることは趣味にはしないぞ!と言うことである。
とある本によれば、師を探し師につくことが重要であると。
自分が良いと思った師につくことが成長を促すと。
俳句を読んで自分がこれはと感ずることのできる師とは、師を探すことすら難しい。
自己流は伸びないと。
ホームページで結社を巡ったが入会するには一寸ためらいがある。
暫くは気に入った著者の本を読み続けて見ようと思っている。
僕の心には熱き思いが溢れようとしている。
心の内を素直に詠むことができるかが課題だが、
それができれば諸条件の何割かがくみ上っているはずだ。
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