納豆売り [先達の俳句]
納豆売けさの寒さをいひにけり 長谷川櫂
俳句歳時記 角川書店 より
僕が小学生のころ流行ったバイトに納豆売りがあった
バイトなどという言葉はもちろんなかった
たぶん、小学生ではやらしてくれなかっただろう
近所の子供がやっていたような思い出がある
それと新聞配達
これも多分小学生ではやらしてくれなかったと思う
なぜかこれも近所の子供がやっていたような記憶がある
当時の納豆は藁に包まれた量が多く、粘りの強いものであった
ときどきスーパーでも藁に包まれたものを売っているがもっと大きかったとおもう
みんなが貧しかった時代、とてもおいしかったのと母のことが浮かんでくる
寒いねと背中の丸さが語りけり
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