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七草がゆ [一日一句]

今日は、暦の上では七草
松の内なので新年の話題を

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七草は歳時記では新年の部に属します

芹なづないつか紬(つむぎ)が似合ふやう 正木ゆう子

七草をせり・なづな・・・と唄いながら刻む子どもも何時か紬の着物が似合う乙女に

ちなみに、七草は
♯ せり・なづな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ♭

DSC03890.jpg

歳時記は新年・春・夏・秋・冬の部に編纂されています
新年の部は冬の部に属していた季語をまとめ分類されたものです

新年の部を読んでいます
季語には「初」とか「始め」とかその年の最初に行ったことが多く詠まれています

初空 (はつぞら) 元日の空をいう
  初空を夜着の袖から見たりけり  小林一茶  

初日 (はつひ) 元日の朝の日の出のこと
  何が走り何が飛ぶとも初日豊か  中村草田男

初富士 (はつふじ) 元日に眺める富士のこと (初筑波)
  祖父の家継ぎて初冨士まのあたり  萩原麦草

初便 (はつだより) 新年初めての書簡や音信をいう
  故郷の母と姉との初便り  高浜虚子

初電話 (はつでんわ) 正月、ふるさとの父母に、ご無沙汰している知人、恋人に
     電話での新年のあいさつをいう
  初電話兄出て子が出てやつと母  徳永喜代子

初刷 (はつずり) 元日の新聞をいう
  初刷のはやとぢてあるホテルかな  山口波津女

初湯 (はつゆ) 正月になってはじめて風呂を立ててはいることをいう
  初湯出て青年母の鏡台に  三橋鷹女

書初 (かきぞめ) 1月2日に行われる書道をいう
  一波に消ゆる書初め砂浜に  西東三鬼

笑初め (わらいぞめ) 正月を迎えてはじめて笑うことをいう  (初笑い)
  初笑い笑ひつかれて客の辞す  岩田淑子

泣初 (なきぞめ) 新年になってはじめてなくことをいうが、主には子供をはやしていう場合
  泣初の涙がゆれて笑ひけり  上野 泰 

姫始 (ひめはじめ) 諸説ある由。いまでは夫婦などが新年はじめて交わることをいうようになった
  姫はじめ闇美しといひにけり  矢島渚男

仕事始 (しことはじめ) 新年にはじめて仕事にとりかかることをいう (御用始め)
  うつうつと御用始めを退(ひ)けにけり  細川加賀









タグ:正木ゆう子
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夏炉冬扇

七草粥いただきました。
by 夏炉冬扇 (2016-01-07 21:22) 

johncomeback

拙ブログへのコメントありがとうございます。
今朝は数年ぶりに七草粥をいただきました。
by johncomeback (2016-01-07 22:01) 

hatumi30331

私も今日は七草粥食べたよ。
そのうち写真アップ。へへ;
by hatumi30331 (2016-01-07 23:54) 

engrid

七草粥、いただきました
焼き餅入りにいたしました
by engrid (2016-01-08 00:37) 

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