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好きな俳句 [先達の俳句]

  
  女来と帯纒き出づる百日紅  石田波郷

 一億人の俳句入門 長谷川櫂著 で出会った句だ

 おんなくと おびまきいずる さるすべり

 女性が家に来たので急いで着物をきて帯を締めてでていった
 大意はそのようなものだ

  なぜ百日紅なのかがわからなかった
 「女来と帯纒き出づる」と「百日紅」の取り合わせがベストマッチである
 その切れに「間」があるといっている

  僕が毎日通う町の一角にバスから百日紅の並木が見える
 花の時期が長く何ヶ月も咲いている気がする
 百日紅はあまり大きくならないし葉陰が多いわけでもないので
 並木には珍しいと思っていた
 木の皮がむけてつるつるになることから猿滑りというそうな

 後段に取り合わせと直喩の解説がある

 去年今年貫く棒の如きもの 高浜虚子

  急いで帯を巻き付けている様子が百日紅のようだと言っているのか
 百日紅が上5中7を解説し過ぎても、分けがわからず飛び過ぎても駄目
 取り合わせとして付きすぎず、離れすぎずの季語かと・・・
 

 好きだった女性がなんの前触れもなく僕を訪ねてきた
 僕は部屋の散らかしを片付けて
 玄関に出て行こうとしたが
 暑くて裸同然だった
 畳に投げていた浴衣をとりあげ
 帯を急いでしめ
 気にしながら玄関に飛んでいった


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